2024.4.22 J
今回も夕マズメ狙いで城ヶ島へ釣行した。
昼過ぎに支度を終え、到着は2時30分。
帰る釣り人がいたので状況を尋ねてみた。『ボウズだよ』これには些かモチベーションは下がる。
狙いの釣り座だが、雨上がりの海況で、海は静かであり、雰囲気はイマイチである。
天候と平日も手伝い釣り人は少ない。
よって、他のポイントへ移動した。

今日は、大潮であり、夕マズメの型を狙っているので、タックルはBB-X 1.5号をチョイス。

道糸はいつものPEGの0.6号 夕マズメに視認性の高いイエローを巻いてきた。

上ハリスは根ズレと重さと潮噛みに強い3.5号フタヒロ半 下ハリスには1.75号2ヒロ半として、上ハリスの重みと下ハリスとのバランスでハリスだけで均衡の取れる長さを思考した。

これは、上ハリスの重さと潮噛みにより、張りひとつでラインコントロールが可能になるノンメンディングが可能だからだ。(こんな滅茶苦茶釣法だが、これは体験済み)

前回短時間釣行であったが、頻繁にラインメンディングをせざるを得ない状況を鑑み、やはりあの煩わしさを軽減するために、ラインメンディング少なく、仕掛けが扱い易いよう上下ハリスのバランスを保ち、ガン玉を打てるDVC  G2ウキをチョイスした。

さて、そんなこんなで3時30分までゆっくり支度をした。
狙いは17時半から19時半に絞っているからだ。

ここから、お弁当を楽しみながら、仕事のメール作業を片付けて、4時半スタートとした。

コマセは、いつものようにオキアミ1枚、パン粉1袋、ヌカ1袋で付餌はオキアミの中からチョイスとした。

さて実釣だが、しばらくはツケ餌が残る状況である。

変化のない状況が1時間時ほど続く。

5時半ごろから小さなあたりらしき?はあるが付餌が無くなるだけである。
そして、更に時間は過ぎるが・・・反応無し。

選んだ釣り座を信じ、竿を振り続ける。

空は薄暗くなり始め、今回もまた、絶望感がやってくる。

6時過ぎごろ、ここでやっと当たりと同時に強い引きがやってきた。
きつく引き込みながら、横に走る。

ドラグを半周ほど閉めて挑むも、伸され気味になる。
更に伸されながら、魚の横移動に耐える。

何度も伸されそうになりながら耐えるのだが、なかなか弱らない、左手前の張り出しに擦れているゴリ感が伝わってくる。

これ以上、擦れたら切られるので糸を出せない、ロッドをショートに縮めて力対力の勝負に出る。
いなしては溜めの繰り返す。

やっと浮いてきたのが38cmのグレである。
運動不足もあり、こんなサイズでもオナガだけに、腕がパンパンとなってしまう。
やはり上ハリスはガリガリである。3.5号にしておいて正解だった、と胸を撫で下ろす。

空は薄暗くなり、電気ウキ0を装着し、上ハリスを同じ3.5号、下ハリスは2.5号、針はスレ6号と強気の仕掛けに変更した。
更に、ヘッドライトを装着して、潮下へ残りのコマセを投げ捨てるように撒く。

この納竿釣法?で、15分後くらいに、先ほどより更に強い引き込みだ。
オープンベールのまま合わせて、強く溜める。
下シモリより少し浮かせてからベールを閉じる。
この時、ベールを先に戻すと先手を取られてしまうからだ。

先ほどのやり取りで感覚が研ぎ澄ませれていたのと、ロッドもショートのままで、ドラグも緩め忘れていたことが正解だった。

よって力勝負で挑めたのだ。

この力強い引きはオナがだと思える。

とにかく、左足元はえぐれたシモリがあるので、ロッドを右に寝かせ、左だけは行かせてはいけないと必死に堪えた。
そんな溜めをしているにも関わらず、結局、魚のコントロールが出来ず、やはり左方向へ向きを変えた。

もうダメかと思った瞬間、目眩しに、ヤケクソでロッドを大きく左右に振ってみた。
なんとここで左から正面足元の際に方向転換してくれた。

ここでロッドをロングに伸ばしてロッドの長さでタメきったのだが、まだまだ弱らない、しばしやり取りをこなしてやっと浮き始めた。

しかし、最後のツッコミもあるので、ゆっくりやり取りするより、次に浮いた瞬間タモ入れと考え、即座にタモを持ち、浮くであろうポイントにタモを準備して一発タモ入れに賭けることにした。

辺りは暗くなり、ヘッドライトは魚がギリギリ見える範囲をずらして照らし、タモだけが見えるように構えた。

ここで水面を左に泳ぎ始めたので右からタモを魚に向けて移動させたら、ピッタリと向こうから41Cmのオナガが飛び込むようにタモの中へ入ってくれた。

これでへとへととなり納竿とした。

はっきりした当たりは、釣果に結びついた、この2回だけであったが、取り込みが奇跡的にうまくいき、また、仕掛けも太ハリスがドンピシャリで、今回の成果に結びついた。

3時間弱の釣行であったが、今回は釣り神様が味方してくれたように思えた釣行であった。





2024.4.8 J

今回も城ヶ島の西側のワンドで竿を出すことにした。

駐車場は空きが多く、やはり平日の午後と言う特権であろう。


釣りを終えて駐車場に戻って来た4人の方に釣果と状況を伺ってみた。

◯平段
早朝から全くグレらしきあたりもなく、餌取りがパラパラと言う方。
◯ひな壇
朝からベラ一尾、午後からはバリにコッパ一尾。
◯イノコ近辺
午前中はカワハギ一尾のみ、午後は坊主
◯イノコワンド
午前中、午後とも坊主

こんな厳しい状況だ。

駐車場には夕マズメ目当てに釣り人が数人来ている。

やはり、夕マズメが有利と考えているいるようである。

さて、Gure8は、前回良い思いをした最も近場のワンドと決めて来た。


ここは歩行距離は少なく、楽に入磯できるので、足取りも軽く、狙いの釣り座まで向かった。

しかし、どうも潮筋が通っておらず、気持ちが乗らない。

よって、もう少し奥のワンド入り口近くまで行ってみた。

少しだが、ヨレ場を見つけた。

シモリだらけの難しい釣り座だが、魚がついてなくては釣りにはならない。

よって、ここで竿を出すことにした。

この釣り座は、いつ見ても、人気はないのだろうか、週末以外は釣り人は皆無であり、貸し切り状態だ。

釣り座への到着は午後3時過ぎ
スタートは3時30分

いつものように3時間程度の釣りの予定である。

タックルはシモリ場なので強めの
ファイヤーブラッド1.5号
道糸PEG0.8号レッド
中ハリス1.7号5m
下ハリス1.5号4m
針ひねくれグレ4号
ウキは海峡も穏やかなのでファヤーブラッドDVC 00
狙いはスルスルのフルレンジである。

これは浅場から、ゆっくり底まで落ちるようにロングハリスの特性を生かせるハリスメンディングコントロール主体のタックルを組んだ。

コマセはオキアミ一枚、パン粉1kg・ヌカ1kgと経済的で少ない量である。

スタートして1時間は3回ほどエサを取られるが、それ以外は、どんな事をしてもあたりはない。

4時半を過ぎ、ほぼ諦めモードになる。

時刻は5時近くとなり、残り1時間半と決める。

本日の地合いは18時30分〜20時30分
よって、地合い前には撤収の予定である。

ここから前回同様、沖狙いから瀬際から足元から跳ね返るヨレまでに変更。

シモリの点在する隙間にコマセが入るようコントロールして大量のコマセを隙間流しを徹底して、隙間に丁寧に縦に重ね撒きをしてみる。

毎度だが曇り空で見え難い海中をアクションコパーはしっかりコマセ軌道を見せてくれる。

こんな海況の時は有利な偏光ギアである。


時刻はいよいよ6時近くとなる。

空が薄暗くなり始めたが、ここで、やっとあたり、シモリに擦られながらではあるが取り込んだのは27cm。(小さいので取り込みをスマホで撮影)
型は小さいが、それでもハリスはガリガリである。

ここで上ハリス2.5号下ハリスを2号に仕掛けを結び変えた。
続いて29cmと続く。

こんなサイズでもハリスは傷ついている。

さて、そろそろ撤収の時刻に近づき、あと20分と決める。

ここでもう一度仕掛けを変えてみる。

時間節約のため強度あるグランドマックス2号を5mとり、先ほど釣れた棚ヒトヒロ半あたりに00のハリスウキを装着、針はスレ5号

ハリスを丁寧にメンディングして、溝に仕掛けが入り続けるようにラインを大きく持ち上げてメンディングを繰り返す。

落ち着いたポイントで、ハリスウキを馴染ませてライントレースする。

ここで、モゾーとしたあたり、張り戻しを丁寧に仕掛けたが、針にまで乗らない。

ここでまた、ハリスはガリガリになり、再度5mを結び替えた。

針先がシモリで擦れて鈍ったのかも知れないと考え、最後の賭けとして針をひねくれグレ6号に結び替えた。

ハリスウキもヒトヒロ弱まで下げ、張りを掛ける事で、針優先を意識してハリスウキ下に7Gのがん玉を打ち、角度演出と多少の張りができるようにした。


これが作戦通りピタリとハマった。

ここで先程と同じあたりがやってきた。

ひったくるようなあたりはなく、ハリスウキは動かない。

ラインをつまんで10cmにも満たない小さな張り戻しで誘い続ける。

このやり取りが、永遠なほど長く感じた、そこでラインを緩め、20cmくらい送ってみた。

そして再度強めに張りをかけてみる。

そして、再度、少し緩めた矢先に喰い込んだ。

シモリにスレながら慎重にやりとりをして、取り込んだのは38cmだ。

時刻は6時20分となり、、コマセは残ったが、ここで撤収とした。

やはり夕マズメが有利な時期なのかも知れない。

城ケ島はこのところワクワクさせてくれる、ナイスなフィールドである。


2024.3.21 J

前回の城ヶ島で良い釣果だったので、期待をして再度訪ねた。
磯への到着は14時30分。

午前中は風が強く、午後からは落ち着くようで、前回のワンドの様子を見るも、今ひとつ気分が乗って来ない。

うねり残りで、潮通しはよいのだが、潮の色が気に入らない。

よって、より奥の平ダンへ移動、うねり残りで時折り波飛沫がやってきて腰あたりまで被ってしまう。

しかしながら、移動も面倒で、潮も下げ潮に入り、風も弱くなる予報なので、被ることを覚悟で決行することにした。

狙いは14時過ぎから18時の下げ狙いだ。

午前中の強風のせいか釣り人はパラパラ程度である。

今日のコマセもオキアミ3kgにパン粉2kg・ヌカ1kgのみ。

練らずに合わせるだけの混ぜ方を徹底する。

毎度ながらリーズナブル釣行だが、餌取りも寄せ難く、軽く漂うので、グレも浮きやすく、gure8には好きな調合である。

さて、実釣だが、開始は15時過ぎ。

今回のタックル
BB-X SZ 1号
ライン PGR5 イエロー0.6号
中ハリス2号
下ハリス1.7号
ウキDVC2B
針ひねくれグレ4号

潮筋へコマセ、足元へコマセを徹底的に潮筋縦撒きをする。

腰下は飛沫でびしょ濡れだ。

棚をフタヒロ半から探るも、45分ほどツケエサも取られず無反応である。

ここは地合いを予測して、コマセは切らさず撒き続けながら、しばし休憩とした。

16時半近くまで撒き続けていたら、やっと小さな魚影らしき動き。

ここからが本番と、足元から沖へ跳ね返る潮筋へ狙いを決める。

その沖で微かなヨレを発見。

ポイントをそこに決め、沈みながら探るため、ハリスを1.7号を5m取り、ウキをDVC00イエローに替え、ハリス半ばに全層狙いで装着。

針も半スレひねくれグレ5号に結び替えた。

仕掛けが、コマセと一緒に沈むようにガン玉を打ち、広範囲の層を探る釣りに変更だ。

しかし、ここでも前半同様無反応だ。

時刻は17時15分を過ぎ、地合いはあと1時間半。

この時間に来ると信じて、仕掛けを振り続ける。

しかし、未だ反応無し。

ここで最後の手段、偏光サングラスで確認しておいた沈み根ギリギリを狙う事にした。

今度はハリス2号10mに、針を完全スレ針になるよう、針先をペンチで潰す。
ウキを中心にハリスの前後の均衡を保ちながらゆっくり沈める操作とする。

針を潰したのは、シモリに捕まっても抜けやすくするためだ。


ヒトヒロ半強に➖0のハリスウキを打ち、上層はこのハリスウキで、下層ではDVCで、最下層ではラインを指で摘んで脈取りへとオペレーションワークを行う。

ここで指先に響く微細なアタリがやってきた。

ポーズ覚悟であったが、なんとかこれは喰わせたい。

ここで張り戻しを数回行い、す針を引かずにするように操作。


そして3度目の張り戻しでやっと穂先が引き込まれた。

オープンベールのまま合わせないと厳しいと思い、そのまま4番まで乗せる。

取り込んだのは34cmだ。

ここまでが、長かった。

数投後、同じポイントで36cm。

空は間も無く暗くなる。

そして本日のハイライト!
強い引き込みであるが、シモリ横なので糸は出せない。

ロッドも1号ゆえ、ロングに伸ばし4番の柔らかなパワーで縦に浮かせるように操作する。

足元まだ寄せてから油断してしまい、左シモリ目掛けて泳いで行く。

ドラグがジリジリ出て行く、糸は出したくないのでドラグをひとまわり締めて、糸の出を止める。

ロッドを右に寝かせながらの対応であったが、シモリから引き離せて、上がって来たのは39cmである。

ボウズ逃れどころか、嬉しい連打であった。

終盤の三尾目では、もう空が暗くなっていたのでここで納竿とした。

今回はほんの一瞬の地合いの釣りとなったが、暗い中、シモリポイントを発見できなかったら、おそらくボーズだったと思う。

今回もまた、ラッキーな釣行であった。


久しぶりの城ヶ島

2024.2.28城ヶ島単独釣行

コロナからリモートでの仕事が激増し、釣りとは無縁だったが大きな仕事がひと段落したので、久しぶりの釣行を計画した。

城ヶ島到着は14時

平日ともあり、多少は空いているが城ヶ島の釣り座は多くの釣り人が入っている。

釣り座は駐車場から一番近く歩行も数分のワンド。

最近体力も無く足も弱っているので、先ずは歩行少ない釣座を選びたいと言う弱気な選択だ。

海況は、午前中の強風も収まっている。
沖はやや白波だが、ワンドは物足りない緩い潮の動きだ。

オキアミ一枚・パン粉一袋・ヌカ一袋と、ひと潮のみの用意だ。

タックルはBB-X  MZ 1.5号
道糸はPE0.8号
上ハリス2号
下ハリス1.7号
ウキはDVC  G2
針半スレ ヒネクレグレ5号
棚はフタヒロ強(最近好んで行っている深棚からスタートして浅く以降して行く釣法)
夕マズメの型モノに備えて力強いタックルを組んだ。

開始15時過ぎ

数投は何も反応なし、棚を丁寧に上げて行く。

開始35分くらい過ぎてから大量に撒いておいたコマセが効き始めたのか、夕マズメ地合いなのか、小さなアタリが出始めた。

ここから棚を30cmの半誘導になるようウキ止めを調整する。

縮めた最初のウキ止め糸を通過するようヒゲを短くカットして、20cmほど上にもうひとつウキ止めを結ぶ。

最初のウキ止めを通過した後に、二つ目のウキ止めにかかるテンションと共に合わせる作戦だ。

これでその数投後に、作戦通り36cmを取り込む。

直ぐに喰いが止まり、撒き続けたコマセがひとまわり外側のヨレに吸い込まれている流れを発見。

タレックスのアクションコパーならではの深棚の視認力だ。

ここでコマセ軌道を見て、棚を予測してウキ止めを30cmほどずり上げる。

この潜りヨレに入った時に張らず緩めずで誘ってみる。


ここで、38cmを取り込む。

その後、このポイントでは続かないので、足元へ撒いておいた左足元の小さなヨレに狙いを絞る。

磯際故、仕掛けを全て太仕掛けに変えることになる。

ロングハリス2号、ハリスの中に小さなBウキ、真ん中あたりに極小の00ハリスウキをはめ込んだ。
針はヒネクレグレ6号
針上15cmにG2ガン玉を打つ。

ここでは、手前に刺す潮に乗せてから吸い込みヨレまで流れるのを待って、ラインを沖へ振るように、大きく竿を持ち上げウキが10cmほど吸い込まれるように張り操作をしてみる。


要は、刺し潮に合わせて、風を利用して、ハリスを外側の膨らみに置き換えて、張りを演出しながら針優先にライン操作をこまめに行う。

棚はヒトヒロ強になるように角度を作り続ける。

暗くなり始めたがヘッドライト装着の時間を節約するため、そのまま続ける。

ここでじわっとハリスが動く、これはあたりではと思い、竿先で聞いてみる。

そのあと強い引き込みと共に、竿が絞り込まれた。

磯際ゆえ、糸は出せない、力技が必要でズームをショートに縮めて挑む。

タックルは強いので強引に浮かせる。

際故、元気が残っているので、一発タモ入れが必要だ。

際から引き離すようにzoomを伸ばし腕いっぱいを沖へ伸ばして、こいつを難なく取り込む。

今日一の39cmだあった。

暗くなりそうなのでここで納竿。

キープを39.38.36の三尾とし、あとはリリースした。

終わってみれば30前後を含め7尾と満足の結果であった。

寒グレサイズとまではいかなかったが、短時間の釣行にしては良い釣果だったと思う。

正味3時間半ほどの釣行でした。